Netflixの潤沢な予算でVFX全開に津波シーンや爆破シーンを描いてディザスター要素強めにくるのかと思ったら、全然違った。事故処理など細かいプロダクションに確かに時間とお金はかかっていそうだけど、そこではなかった。
メインを張るベテラン役者達の刻一刻と切迫していくその芝居に、とにかく固唾を呑む。しかもほんの数シチュエーション。試される究極の演技対決に痺れた。
一方で、ニュースや報道側を演じる連中の怒りすら感じる三文芝居は空気を台無しにして、本当にそういう無駄なインサートが多かったなと。まぁ、いいか。
もはや震災の原発事故処理はどこまで真実なのか、関連記事やインタビュー映像を見ても我々には把握しようがないわけだけど、ここまで官邸と本店と現場のやり取りを見せてくれるともうこれが本当の流れなのかなと思えてくる。
地震も津波も、放射能漏れも恐ろしい。
無知はなお恐ろしい。