ラッコ

サンクチュアリ -聖域-のラッコのネタバレレビュー・内容・結末

サンクチュアリ -聖域-(2023年製作のドラマ)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

全8話を1日でいっきに観る。最高!
相撲が好きなのもあるけど
差し引いてもやっぱり最高。

主人公の不幸から成り上がり。
親方や兄弟子にも忖度なしの立ち振舞い。
友情やライバルの出現。
お色気もサスペンスもあって、
ジェンダーや伝統も描く。
大相撲の様式美がとても美しい。
反対に八百長、かわいがりも逃げずに描く。
兄弟子の断髪式で号泣。
なんとも振れ幅のあるドラマ。

キャスト陣も良かったなぁ。
主人公の猿桜は朝青龍、静内は大乃国、
龍貴は霧島を彷彿させて全く違和感なし。
本物の力士にしか見えない。
個人的にはピエール瀧さんの猿将親方、
兄弟子の猿谷が渋くでかっこいい。
ひょろひょろ力士の染谷さんも、
優しくで美人の女将の小雪さんも。
憎たらしい兄弟子も、、、
岸谷五朗さんも松尾スズキさんも
あーーーー、みんないいや。

もちろん江口カンさんの演出があってのこと。
見たこともないような全方位カット、
迫力の立ち会いを超超スローで表現してて
極端なライティングで違和感があって
大相撲の様式美、伝統を厳かに撮ってて、
いいもの観させていただきました。

最後は賛否両論あると思うけど、
猿桜にも静内にも勝ってもらいたかったから
割り切ってて自分的には良かったです。
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