やむちゃ

ゴースト/ニューヨークの幻のやむちゃのレビュー・感想・評価

4.0
備忘録
1990.10に鑑賞。

けっこう劇場でウルウルした記憶があるw
主演はパトリック・スウェイジとデミ・ムーア。共演はウーピー・ゴールドバーグなど。
監督はジェリー・ザッカーだが、本来おバカコメディが得意な監督なので作風の違いにビックリした。

同棲中のカップルの彼氏(パトリック・スウェイジ)が、何者かに殺されゴーストになってしまう。彼女(デミ・ムーア)の身に危険が迫っていることに知り伝えようとするが、ゴーストになっているため伝えるすべがない。困っていたところインチキ霊媒師(ウーピー・ゴールドバーグ)を見つけ、彼氏はその身体を借りて彼女を守ろうとするが…というお話。

デミ・ムーアが魅力的(当時ブルース・ウィリスの奥さんと知って驚いた)。
パトリック・スウェイジも、今作や「ダーティ・ダンシング」、「ロードハウス」辺りが、一番脂が乗っていた時期でかっこいい(早逝してしまったのは残念)。
またウーピー・ゴールドバーグがコメディリリーフとして良い役回りを演じている。
彼女はカラー・パープルで有名になったのでお固い映画に出る女優さんかと思っていたが、「ジャンピング・ジャック・フラッシュ」や「バーグラー危機一髪」、そして今作でコメディエンヌとしての確固たる地位を確立したと思う。ただ笑わせるだけでなく、抑揚のある演技が素晴らしい。

ラストシーン、生前は彼女が「愛してる」と伝えても「同じく」としか答えなかった彼氏が、天国に旅立つ直前に初めて「愛してる」と伝え、彼女が「同じく」と答えるシーンは涙腺崩壊寸前だった。

オールディーズのアンチェインド・メロディも名曲。
今もこの曲を耳にすると、この作品を思い出す。
逆もまた然り。
このレビューを書いている今も、脳内でこの曲が流れている。
やむちゃ

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