かわち

母性のかわちのレビュー・感想・評価

母性(2022年製作の映画)
3.5
女性の2種類の話
「母でいたい人」「娘でいたい人」

映画レビューというより、映画を観て自分と比較しながら感じたこと

前々から勘付いていたけれども、
この映画を観て私は完全に後者の、
「娘でいたい人」だと悟った。

今まで生きてきて子供が欲しいと思ったことがなく、友達たちの言うその感覚が分からなかった 
きっとそういうことなんだろうな

「自分の子ならかわいいかもよ?」
そう言う友人がいたけれども、
それは産んでみないと分からないということで、子供が産まれてきて
「やっぱかわいくないわ」となったら取り返しのつかないことで...
それこそこの映画のようになってしまいそうだ...
もし、子供を産んだとしてその子が周りに可愛がられていたら、私は嫉妬することだろう
私を1番に可愛がってくれ!と。
今でも容易に想像できてしまう。

20代の後半だけれども、今でも母から、両親から、家族から、一番に可愛がられたいと素直に思う。
年下のいとこには昔から上手く接せられなかった
自分が一番下でないと居心地が悪く感じる

何か欠陥があるのだろうかとも考えるが、
ただ「娘でいたい」のだとも考えらるきっかけを与えてくれた映画でした。
かわち

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