おれんじ

大河への道のおれんじのレビュー・感想・評価

大河への道(2022年製作の映画)
3.7
ひたすら中井貴一がわちゃわちゃ奔走する感じかと思いきや‥

・中井貴一(市役所職員)が地域興しのため、同市出身の偉人伊能忠敬の大河ドラマ作りに奮闘する様子を描いた現代パート

・伊能忠敬の「大日本沿海輿地全図」完成の裏側に迫っていく時代劇パート

の2部構成。キャストも現代と江戸時代とリンクさせていて面白かったです。

伊能忠敬といえば‥
【初めて日本地図を完成させた人。それも55歳時に測量を始め17年かけて日本を周った人】
このあたりは誰もが知っている所だと思うのですが、序盤で地図完成の裏に隠された真相が明らかになり…割と衝撃的。
当たり前だけど、偉業の裏にはたくさんの支えがあるんですね。

私たちにとっては見慣れた日本地図ですが、それまで自国の形を知り得なかった人々が、日本の全貌が知れた瞬間はどんな気持ちだったのだろうとワクワク。
上様の言葉に思わず涙。
浪漫を感じる作品でした。
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