2023-116
殺人の罪で服役していた謎の男は、ある日CIAに腕を買われ暗殺者に転身。飛び抜けた能力を持つ彼の実力を誰もが認めているが、ある事がきっかけとなりCIAに追われる立場に。シックスは命を懸けた壮絶な戦いに挑むことになる。
ネトフリ登録記念!
ネトフリ1作品目は絶対これ!と決めていた本作。ついに観ることが出来た。
これは素晴らしい。ハードでハイレベルなアクションシーン、無敵だけど無敵じゃない主人公、全部素晴らしい。
一部ネタバレあり↓
アクションシーンの時にアップ+やたらとカメラが揺れるあの鬱陶しいやつがなく、引きアングルで揺れもあまりなく、とても見やすい。アクションシーンは引き+揺れ無しに限る。それから撃つだけじゃなく格闘シーンが多いところが個人的に好みポイント。でもジョン・ウィックほどはキル数なさそう。
主人公もちゃんとやられるし、やられたら弱るし、完全無双ではないのが好き。運で切り抜けていくタイプじゃなく、力技で乗り切るタイプでもなく、苦戦しながらも1歩ずつ着実に追い詰めていく様子が良い。でも詰まるところシックスも不死身だわ。
中身はほぼなくアクションに全振りした作品だけど、中身がない分アクションシーンのレベルが高いので問題ない。それぞれのキャラの個性も立ってた。でもシックスの過去は服役した理由しか明かされなかった気がする。本名が本編で出た覚えがなかったけど、見返したら冒頭でコートランド・ジェントリーって言ってたわ。
アクション映画あるあるが詰め込まれている。シックスの設定は欲張りに作ったなって感じ。
ロイドを殺した女って役的に必要だったのかな?シックスとロイドの実力を互角にして最後の決戦を修羅場にしたい→すると誰が誰を仕留めて終わるのかという問題になる→恨みを晴らすついでにあの女に殺してもらおう、みたいな?分からないけど。
セリフの使い方も上手。あのセリフがここに回ってくるのか〜ってところにセンスの良さを感じる。セリフを作るのが上手いと映画の質も良くなる。
ストーリー的には意外と王道。アクション映画でよくあるやつを詰め込んで、激しく&おもしろくした感じ。
ロイドはシックスに始末して欲しかった。ここまで来たら主人公が殺らなきゃダメでしょ、と思ったら突然別の女に殺されちゃったので、そこだけちょっと残念だった。
ライアン・ゴズリングの鍛え上げられた肉体、クリス・エヴァンスのクズマッチョな悪役、アナ・デ・アルマスのアクションシーン、とても良かった。
姪の子役さんの表情の作り方が上手だった。
続編製作中らしいのだが続編はなくてもいいと思う。おもしろかったけど、何作も続くと話が延びてきてつまんなくなる可能性がある。もちろんクオリティと満足度を維持できるのならぜひ観たい。