このレビューはネタバレを含みます
主役のジェイミー・フォックスが序盤、脅威の身体能力をもつおばあちゃんのバンパイアと戦う。
これ、なんで最初の方にこのシーンをもってきたかと言うと最初のほうに視聴者の心をつかまないと、別の映画作品や別コンテンツに切り替えられてしまう。それを防ぐためのような気がした。
視聴者を惹きつけるには充分なバトルシーンだった。特に、バトルをしてるときに一瞬だけ俯瞰映像(つまり真上からのカット)を混ぜていたのがすばらしい。
バンパイアがたくさんでてくるが、バトルに負けたバンパイアの死体はあまり映さない。
これは、生と死をかけた戦いでありながらもなるべくグロい映画にはしたくなかった、という製作チームの意思を感じた。
爽快なテンポ感を大事にした映画である。
大事な場面では音楽でヒップホップが流れる。これはスヌープ・ドッグが出演していることが多少関係してるかもしれないが、ノリノリで視聴してくれよ!ということかな、と思いました。
ジェイミー・フォックスの別居中の奥さんが天然ボケ?キャラすぎて、多少滑稽でした。
ジェイミー・フォックスは、バンパイアハンターの職業をしていることを奥さんには話せずプール清掃員だということにしていた。
しかし、自宅には元々鍵が何個も何個も付いていた、という話がでてくる。
いやーフツーの仕事してたら鍵を何個もつけないでしょ?!笑
娘と奥さんがバンパイアの集団につかまり、
ジェイミー・フォックスが「バンパイアハンターの仕事をしている」と告白するシーン。
奥さんはブチギレだす。
いや状況みて?!笑
ブチギレてる場合じゃない!!
バンパイアの親玉と奥さんが遺跡みたいな最終舞台で話すシーン。
奥さんは
「夫の仕事のことは知らないけど信じてる。
夫があなたを殺す」
とバンパイアの親玉に言い放つ。
え、ちょっと待って!笑
さっきまで仕事に関して嘘つかれていたことにブチギレてたの何?
切り替えがはやい。
いろんな意味でたのしめた映画でした。