JIZE

スクール・フォー・グッド・アンド・イービルのJIZEのレビュー・感想・評価

3.4
ヒーローやヒロイン、悪役らを養成する魔法学校を舞台にガヴァルドンという村で王妃を夢見る少女と魔女になる素質をもった彼女の親友がおとぎ話の世界に連れ去られその学校に入学する。シャーリーズ・セロン姉さんの格好良さと、幻想的にデフォルメされた劇画チックの魔法ワールドの妖艶さにうっとり。また本作品はポール・フェイグ監督の最新作で、前回の『ラスト・クリスマス(2019年)』からは約三年振り。良い意味でファンタジー全快で振り切った作風は、前回のロマコメ要素から地続きに進化を遂げたように思う。全体的に善と悪の表裏一体の一つの輪のなかで、それぞれがたくみに作用しあって世界は創り上げられている真理を目の当たりにする。見方によってはあの画角はホグワーツ城。ハロウィン間近に善悪の仕組みをわりと真正面から大胆に描写した映画でした。
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