kikimilli

スクール・フォー・グッド・アンド・イービルのkikimilliのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

こういういわゆるディズニーが主に扇動して行ってきた勧善懲悪/物語の単純化へのメタ視点と批判ってベタだけど好きなんだよね〜 ソフィーが髪切った後からの変身がやっぱり好きなの、パステルより蛍光より黒だしヴィランなの。服が可愛かった。清濁併せ持つ人間、闇に飲まれそうになった時助けてくれるのはよく知らない急に現れた王子様じゃなくて親友のキスなの🫶

前も書いたけど、こういうベタベタな女女とかシスターフッドのB級映画やポップコーンムービーが市場に同じくらい出てからがスタートだから、全然つまんなくてもいいと思う。あとプロミシングヤングウーマンでもtoxicのカバーが流れていたけど、調べたらそういうムーブメントがあるみたい!!!

昨今、ブリトニースピアーズの曲がハスラーズ、プロミシングヤングウーマンなどのフェミニズム・アンチヒーロー映画で使われている。デビュー曲の“...Baby, one more time”はカトリック学校を舞台とする曲で、「敬虔深き清純さを持ちながらも好戦的に性表現を行う少女」という像は、当時のアメリカ、とくに白人層の理想そのものだったと語り継がれている。2021年春、実の父親に財産と生活を支配されているという疑惑にもとづく解放運動「#FreeBritney」が大きく報道された。当時、タブロイド紙や世間は彼女に処女性や母性を求め、相応しくない行動をすると過剰にバッシングした。2000年代アメリカ、タブロイド全盛期。そのビジネスで「最も稼げる標的」とされた存在こそ、スクープ写真に100万ドルの値がつくとされたブリトニースピアーズ。だからこそ、大勢のパパラッチが日夜彼女を追いかけ回した。当時のブリトニースピアーズにとって、アメリカとは、彼女をモノのように扱い攻撃しつくそうとする国だった。その動きは近年SNSの普及によるメディア環境の変化、マイノリティの権利やメンタルヘルスに対する意識向上などが、「反省」の潮流につながった。しかし2007年当時ミュージシャンとしてのブリトニーは、盛大なバッシングとスキャンダルを経てもメディアの攻撃に屈しなかった。むしろ、同曲にて挑発的に「It's Britney, Bitch」と名乗りあげてセクシュアルなダンス表現を行い、女性、音楽家としての自分自身を誇ってみせた。この曲が収録されたアルバム『Blackout』は、当時怒りや反発を買ったものの、その10年後「キラー・フェミニスト・レコード」(2017年「i-D」より)として高い評価を受けることとなり、現在は映画界においても再解釈が活性化している状態にある。

(https://www.cinra.net/article/column-202103-britneyspears_gtmnmcl)

なるほどねー!
kikimilli

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