大正但丁

断捨離パラダイスの大正但丁のネタバレレビュー・内容・結末

断捨離パラダイス(2022年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

面白かったな。色んな伏線が散りばめられてたし、キャラクターがみんな個性的で。脚本の小さい装置が上手く笑いとして機能していたし、社長のキャラ、会話のリズムが面白くてずっと微笑んでしまった。

僕もうつ病で部屋が足の踏み場がないときあったから、捨てられない焦燥感、捨てるという行為が持つ治癒力は分かる気がする。捨てるって何かを選択して何かを諦める行為なんだよな。人生における優先度が捨てる行為に出る訳で。僕が捨てられなかったときは、迷いや辛さがあったのかもしれない。

どんな生き方でも仕事でも、それぞれの価値、人の温かみがあるんだな。僕は会社を事実上クビになったから、同じではないけど、何となく主人公の気持ちに共感できた。他の人に反対されても、社会的に成功でなくても、心が満たされていたらいいよね。
大正但丁

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