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渇水のgucciのレビュー・感想・評価

渇水(2023年製作の映画)
3.3
水道を止められたら不便極まりない、と思う。幸運な事にその経験はないけど、洗面台の蛇口が壊れた時は大変だった。さて、本作、水道局の職員が水道代を払わない人の家に行き、払わなければ水を止めるという役を生田斗真が無表情で演じている。この作業を酷い!と思うか?当然!と思うかは人それぞれだと思うが、払えるのに払わない、うっかりしていた、生活困窮で払えない、払う気がない、様々な人達が出てくる。劇中、クドカンが水はタダでしょ!と言っているのに対して職員が新人に、水を家庭まで運ぶインフラ整備に金がかかるからタダではない、と言っていて、まさしくその通り。劇中のメインの物語の姉妹、確かに気の毒だが、悲壮感がちょっと足りない気もした。「誰も知らない」を上回るためにはより厳しいシーンが必要なのかも?いや、無いから良いのかも?結論はまだ出てない。
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