このレビューはネタバレを含みます
好きな俳優が多く出てるし、テーマとしても深く考えさせられる系かなと思ってみたらそんなでもなかった。
停水執行する人の心が乾いていくのはわかった。
ただ私はどうしたって滞納者の生活能力の無さの方が気になっちゃって気になっちゃって。
まず何を置いても公共料金は払おうぜ。そしてその前提で、子どもに与えるべきはキャッシュではなく自炊する能力や知恵だろ。ってそんな考えを持つ人だったら子ども置いて出てったりはしないだろうけどさ。
フィクションだから気にしたってしょうがないのだけども。
プラスアクトで磯村くんが本作への出演を決めた理由とかを語っているのを最近読んで。
とくに映画では社会派な作品への出演が多いイメージの磯村くんが選んだのはどんな作品だろうと興味を持った作品でした。
「そういう仕事をする人がいて、必要なんだなぁ」という感想から一歩踏み込むことができなかったかな。
※結末メモ
溜めこんでいたものが爆発したかのように、テロ(公園の水ぶち撒きw)を起こした岩切。
姉妹は施設へ引っ越すことになった。
木田は彼女の妊娠がわかり結婚するそう。岩切は警察の拘留を解かれたが仕事はクビ。二人並んでアイスを食べる。
あるとき妻から電話がかかってくる。
出ると声は息子、海に行きたいと言う。
その言葉を受けたなんともいえない岩切の表情でEND。