渇水のnaeのネタバレレビュー・内容・結末

ネグレクト系の胸糞映画だったらどうしようと中盤まで不安で観ていましたが、この手の邦画に救いがあるのは新鮮で良かったです。
実際にネグレクトと水道の給水停止はなんら関係性のない話ではあります。そんな中、児相や警察に介入させるわけではなく、ある意味では第三者的な立場の一水道局職員に私情ですべての流れを変えさせてしまったこと、面白いなと思いました。
ただ規則に従って水道を止め続けた職員が最後に止めたのは、規則に従うことだった。水に飢えた子供を前にして、自分の心も溢れ出る水のように制御できなくなったんですね。
温かい話じゃないですか。私は好きです。