森永昇吾

ハケンアニメ!の森永昇吾のネタバレレビュー・内容・結末

ハケンアニメ!(2022年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

エンタメ映画としては100億点

お仕事映画としては75点


良かった点を挙げるとキリがない。産み出す苦悩と葛藤、伝える難しさ、表現とか自由とか数字とか。劇中アニメで泣いちゃったよ。ゲロやばい。

自分も映画業界の端っこで音を録ってるから自己肯定感揉みしだかれて涙腺がスプラッシュマウンテンした。

そういや自分も映画に救われた人間だった。あんな風に仕事に打ち込んだ事は無いけれども、作った作品で誰かが喜んでくれると脳内麻薬がドバドバでる。

ただお仕事映画である以上言及しなきゃいけないのは、労働環境のお話。でもufotableで露見した異常な業界の実態のお話はこの作品には出てきません。映画の熱にあてられて業界を目指す人が増えれば、それはまさしくこの作品の願いですが、それによる功罪は必ずあります。それも含めてお仕事映画としてはヌルいのかなとも思うので75点とか言っちゃってます。

まぁ出す必然性は無いんですけどね、エンタメ作品なので。

とにかく、中村倫也氏に10億点、吉岡里帆氏に2京点。全部あわせて100垓点の作品でした。
森永昇吾

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