結構、キワモノ系かなと思ったけど全然そんなことはなかった。
物語の進む方向性も「友情、努力、勝利」とまではいかないけど王道的な展開で、本編も作中アニメもしっかり描き切っていたのは好感がもてる。
でも、逆にいえばキッチリ描きすぎたせいもあって、オチが弱い。
本編か作中アニメのどちらかでも客側に投げて解釈の幅を持たせてもよかったんじゃないかなぁとも思う。
それに覇権を取るために戦うという対決姿勢が前面に出たコンセプトかと思ったけど、戦うのは監督だけでそれも結構一人相撲というか主役の監督が１人で鼻息荒くなってるような印象。
監督同士だけでなく、もっといろんな役割の人同士の戦いもあれば対決構図がもっとハッキリしたのかなと思う。
気持ちよく見れる映画だけど、面白さとしては少し物足りない。
あと役者陣が超豪華。
その中で主演として堂々たる演技で物語を牽引する吉岡里帆は本当に監督らしい芯があって頼りになる雰囲気が出てた。
そして、めちゃくちゃ可愛い。半端なくかわいい。
あと個人的に注目してた小野花梨も演技は上手いしなかなか存在感があって、これからもっと映画やドラマで目にする機会増えていきそうだと思いました。
