このレビューはネタバレを含みます
良いところもたくさんあるけど、その分悪いところもたくさんある映画。
まず何よりも長い。120分以上ある。
これは描かれる要素が多すぎるのが原因だと思う。
「リデルとサバクの覇権争い」「アニメ制作現場をリアルに描く」「それぞれの監督の葛藤と成長」「監督とプロデューサーの関係性」「アニメ鑑賞の習慣がない人に作品を届けるには」「アニメは子供にとって救いになりうるか」
思いつくものをざっと書き出しただけでこんだけある。書こうと思えばまだまだ書けるし。
加えて、心情を全部キャラクターに喋らせるから更に長くなる。こいつら言いたいこと全部口に出してる。
（ただ、それによる対比でラストのベランダから少年たちを見てただ微笑むだけのカットは美しさが際立ってた）
それぞれの要素にはオッとなるシークエンスも沢山あって、それはすごく良かった
ハワイに行ったと思われてた王子監督が実は都内のホテルでカンヅメしてただけだとわかるシーンとか。産みの苦しみがよく伝わってきた。あれも全部セリフで言わせてたけど。
感想書いて思考が整理できてきたけど、俺が不満に思ってるの「キャラが喋りすぎ」
ってだけかもしれん。
