み

ハケンアニメ!のみのネタバレレビュー・内容・結末

ハケンアニメ!(2022年製作の映画)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

アニメが好きな人やものづくりに携わってる人には響きやすいのかなと思います。
私はどちらかといえば前者ですが、普段見ているたった1話30分の裏側で「誰か1人にでも届けばいい」「良いモノにしたい」…そんな想いで誰かが身を削っているんだなと胸が熱くなりました。

行城は言い方は良くないけど、言ってることもやってることもド正論で、たとえ面白くても売れなければ意味がない。この前ドリカムのインタビューをテレビで見た時「吉田美和は音楽を芸術と捉えていて、中村正人はビジネスと捉えている」と言っていて、まさにこのことだなと思った。

劇中アニメの完成度があまりに高い…プロダクションI.Gが作っていたり、梶裕貴など有名な俳優を起用していたりと本当に本格的でした。ナレーションが朴路美だったとは…
『サウンドバック』のトワコの記憶が戻らないオチなのも良かったし、『リデルライト』で画面の外側へ向けたようにキャラクターへセリフを言わせるのもアツイ演出だった。両作ともちゃんとアニメで観てみたい。
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