生ハム

フェルナンド・ボテロ 豊満な人生の生ハムのレビュー・感想・評価

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"100年後もこの出来事を
忘れないでしょう
ボテロが絵を残したからです。

ゲルニカを忘れずにいるのは
ピカソが描き残したからです。"

他のユーザーの感想・評価

息子の1人がマルチェロマストロヤンニ系の顔だった
娘もセクシーだし仕事できるし家族三代仲良いみたいでなんかすごい偉大な芸術家のじーちゃんって感じやった
へんり

へんりの感想・評価

3.0
コロンビア出身の芸術家、ボテロの半生を描くドキュメンタリー映画です。
この映画を観た勢いで、近所の美術館に彼の彫刻を見にいきました。生で見るとさすがのポッチャリ具合でした。
HirokoXu

HirokoXuの感想・評価

3.4
うわ、全然知らなんだ。
世界中を感動させたいというデカすぎる目標(しかも実現)にビックリ。やはりこういう芸術家は見えているものが違うな。
もっとご本人からの言葉(特に作品についての話)を聞きたかったな、と思ったけれどそれは贅沢というものか
ボテロ展に行きそびれたので山田五郎YouTubeと共にこちらを鑑賞

コロンビア出身の存命芸術家フェルナンド・ボテロ90歳の生涯のドキュメンタリィ

ぼわん…として前衛的なだけの作品かと思っていたけれど、山田五郎の解説で色々と気付けて好きになれました♪

"太っているのではなく、膨らませている"

"ベレンソンによる触覚値"

"芸術とはデフォルメである"

マンデリンを描いた時に穴を小さく描いたら本体が膨らんだように見えたことが作風の始まりだそう。

そんな可愛らしい絵柄と色使いで、コロンビアの50年にも渡る内戦についても描いているボテロ。

見やすく分かりやすくて衝撃度が増しますね。

絵画も良いけれど、彫刻が特に好みでした☆

彼のボリューム感で作られる彫刻は、もうもっちりぼってり可愛くて、ずっとナデナデしていたくなる!

ポンポンみたいなツルモチさがあってイイなぁ~

爆破されたハトと新たに寄付されたハト、現地に観に行きたいぞっ!

実は日本にもその辺にポイポイ置かれているらしいけど、全然知らなかった!

一番近くだと田町になるのかな?
ボテロ探索したいわ♪

映画としては、本人や子どもたちから話が聞けたり、否定的な意見もあったり、世界各国にある作品を観ることが出来たのは良かったです。

が、山田五郎の方がサクッと分かりやすく示してくれてると思いましたw

てなわけで、時間の無い方には"オトナの教養講座"をオススメします!
aaaakiko

aaaakikoの感想・評価

3.5
一見、ユーモラスでほんわかとした世界観の中に、芸術への反骨心や風刺を含んだボテロの作品は、コロンビアという強烈な地域からこそ生まれたものなんだなあと感じました。

ただ、なぜ彼が、世界中に愛されるこの独特の「作風」に行き着いたのか、それを知りたかったのですが結局そのあたりはよくわかりませんでした。
母国コロンビアを出て、フィレンツェに行きニューヨークに渡った、そのあたりで貧しい生活の中で、「絵を描くことだけしかなかった」中で描いて描いて、その中で行き着いた彼の世界なんだろうなと解釈しましたけど、娘が「父は模索していました」とさかんに言っていましたが模索とは?自己を表すための模索?または、売れるにはどのような作風にしたら良いか?ということでしょうか?

前半、彼の絵が具象だという評価にびっくりしました。えっ、抽象画ではないの?
後半になってやっと「ユニークな彼の作風」という言葉が出てきてやっと安心というか、何というか。そうだよなあ、彼の世界はちょっとヘンで、どこか温かいからみんな愛してるんだよなあ。
「ふくよかなのは、包容力があって、官能的で好きだ。現実はドライだからね」というボテロ本人の言葉になるほど。そのへんに行き着いた過程をやはりもっと知りたかった。

正直、成功してからの話はどうでも良いんだよ…と思って見ていたのですが、お恥ずかしながら彼がアブグレイブ刑務所をテーマにした作品をいくつも発表していたとは知らなかったです。
そして、母国コロンビアを、とても心配していたことも。
そのあたりも知れたドキュメンタリーで面白かったです。
思った以上に愛着が沸いたから、展覧会行けばよかったな〜〜〜

U-NEXTポイント消化(しかも残り15分残してもう一度消化😱)
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