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ヘルドッグスのseiitaishogunのレビュー・感想・評価

ヘルドッグス(2022年製作の映画)
3.5
原作未読。
とりあえず岡田くんが渋カッコよかったです。
アニキ〜ってくっついてく坂口健太郎とのコンビの感じが絵になるという事以外、正直ストーリーは盛り上がりに欠ける。
というのも、ヤクザ組織の登場人物が多いけど、勢力図が分かりにくい(今誰と戦ってんの?)、とか潜入捜査で何をしようとしてるのかの最終ゴールが分からない、などの難解・不明瞭さにある気がする。
そして各キャラクターの行動原理がイマイチ飲み込めなかったな。特に坂口健太郎演じる室岡…。
主人公の兼高も、あまりにあっさり潜入捜査をせよという状況を受け入れているし、警察官の道を踏み外すきっかけについての兼高自身の事件への思い入れみたいなものが兼高目線で殆ど描かれないので共感に欠ける。予告とあらすじ以上の掘り下げがあまりない。
MIYABIも、松岡茉優の行動原理も…。
ヤクザもののハードボイルドな雰囲気だけ表面的に舐めて中身まで飲み込めなかった感じ。

アクションを期待して見てたが、外連味があまりないと言うか、堅実な印象。誇張しない分、このアクションシーンが見せ場ですって印象に残る絵面が記憶の中にあんまりない。

どちらかと言うと組織のイザコザどうのより、兼高・室岡の相性98%と言う設定が如何にして98%足り得たのかというバディになる過程の方が見たかった。そこん所すっ飛ばしてたので驚いた。だから最後の選択もあっさりして見えたと言うか…。

松岡茉優ちゃんは可愛かったです。
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