うま

百花のうまのレビュー・感想・評価

百花(2022年製作の映画)
3.8
ポスターの、他映画監督とかからの帯というか、感想メッセージみたいなものがとても秀逸で(多分岩井俊二監督だったかな)

母という大きな歪んだ鏡にあっては、息子の目には湖が海と映る

みたいな。すごく素敵な文を書かれていて鑑賞。
岩井加点が星1個分入ってるくらい好きな文章だった

確かにそうだなと。母という存在がでかすぎるんだよな、、こんなん自分で当てはめたら立っていられない


記憶と忘れる事が主題になってて、

忘れるのが人間らしさだと言ってしまえばそうだけど、できれば全部覚えていたいし、お互い同じ事を同じように覚えていたい



昨日ママと1つの布団で寝てしまう位ママ大好きっ子なのでほんとに感情移入しないように自分に置き換えないようにと必死で観てた、辛すぎる、今日もどうにか理由をつけて一緒に寝てもらおう


途中、本に挟まったメモを見つける場面とか、大震災の時とか、見たいところにピントが一生合わなくて、自分の目が悪いのか演出なのか、分からないけどすっごい気持ち悪くなったし変な目と頭の疲労感みたいなのがあったのでしんどかった、その後のタイミングで出ていった他のお客さんもいたのでもしかしたら演出なのかも、とは思うけどできればやめていただきたい



お客さんにボケじじばばがいて、ずっとなんか喋ってるか独り言かわからんけど声がしててめちゃくちゃ気に触ったけれど、話が話だけにイライラもしにくかった、どんな気持ちで観にきてるんだろうな、客層だいぶ上だったけども、、



とりあえず変な日記、大切だけど捨てとこうかな、自分がボケたり死んで周りに見られると思うとそれも怖くてたまらないです

ボケの演出がしんどかった、こうなっちゃうのか、、

自分も大したこと覚えてないじゃん、みたいな事を、会社の後輩にサラッと言わせる感じが笑ってしまった、にやにや、周りの人達の説明要素が結構多い気がしてあんまり好きではなかったかもしれない

あと長澤まさみ良い奴すぎて全然理解いかなかったというか、あの人のおかげで変に共感に寄っていかなくて済んだ、


自分妊娠して第1子で全部初めてでテンヤワンヤな時に、旦那の認知症の母と同居しようなんて提案ができるか??私はまじで出来ない、結婚すらしてないが、嘘でも言ってあげられない言葉だとはっきり思うので、これは映画だなと思えました、ありがとう
うま

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