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レンフィールドのMOOQのレビュー・感想・評価

レンフィールド(2023年製作の映画)
5.0
メタルギアファンなのでタイトルで釣られてしまった。
「吸血鬼なんか怖くない。」の無線でファンにはお馴染みのレンフィールドが主人公の映画。

レンフィールドは、オマージュ元になっている「魔人ドラキュラ」の登場人物。伯爵の下僕にされ、さらには吸血鬼にされ、そして...という悲しい設定を持つ。

そんなレンフィールドが、「魔人ドラキュラ」が公開された1931年からずるずると主従関係を続けつつ各地を転々として、やがてある街にたどり着いたのがこの映画の2023年、という世界観。
そしてたどり着いた街でとある女性警官と出会ったことをきっかけに、主に反抗して自分を見つけていくというストーリー。

現代版のドラキュラだけどストーリー自体は気軽に見れる。基本はコメディタッチだけど時々ちょっと感動する、後味の良いホラー映画だった。

役者さんも個人的に好きな人が出ていた。
ニコラス・ケイジ演じるドラキュラはただ不気味なだけじゃなくどこか憎めない面もある。
オークワフィナさん(ドウェイン版ジュマンジのミン役)はコミカルでありつつハートフルな表情がやっぱり良くて目が離せなかった。

普段は字幕派だけど、ドラキュラを演じているのが大塚明夫さん(!)だから吹き替えでも見たいぐらい好きな映画でした。
ただ、グロが苦手な人、虫が苦手な人は注意しながら見てほしい...。
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