リーズ国際映画祭にて。
変な映画だったがジワジワ面白かった。
社会派映画的な深刻な題材とSFコメディファンタジーが混ざる不思議な映画。
行方不明の児童の話、その捜査の話、人身売買臓器売買…と題材はものすごく暗くシリアスなのに、UFOとエイリアンを信じ続ける男の話がまるで事件が起こっているのに気づいてないかのような雰囲気で混じってくる。
母のチャロが必死に娘を探す傍ら、チャロの兄はUFOとエイリアンについてグループで熱心に研究。
ここまでUFOやらエイリアンやらこだわってると、もしかしてこれは地球外の生物が悪さをしたのでは?と勘ぐってしまうね😂
おかしいのは彼だけでなく、いろんな陰謀や妄想を説いたり信じたりする人たちも出てきたり。
娘失踪はどうなった?と思うとまた思い出したようにそこに立ちもどって話題にしたり。
この映画どこへ向かっていくのかさっぱり予想がつかないまま、焦点は誘拐失踪からちょいちょい不快な感じも漂わせ始めるUFO盲信と人々の狂気へ、失踪した子から双子のもう一人の子にシフトしたように見え、トンデモなラストを迎える。
なんという終わり方😵
一応臓器売買やら失踪やらはそこそこ言及されてるんだけど、そっちが頭に入らなくなるくらいUFO愛好家の言動がおかしくて(たまに不快で)。
現実的社会派要素がメインではなく、SFコメディかシュールな信仰の話かな。
そういえばタイトルが聖なる精神だもんね。