色々とめちゃくちゃなストーリーではあるが、そこに目をつぶればとても楽しい青春ロードムービー。主人公4人組がとても魅力的なので、ご都合主義的な展開もそれほど気にならず応援できる。
特にチェロ少女のティルダの魅力が半端ない。憎しみをぶつけるかのような目付きでチェロを演奏したり、ロングヘアーを振り乱しながらロック調に演奏してみたり。基本は無口ながら凄く聡明な発言をしたり、それでいて少女としての儚さも兼ね備えていて。もうこの子のスピンオフ作品を観たくなるレベルで魅力満載だった。この映画を非凡なものたらしめているのは、ほとんど彼女の力なんじゃないかって気もする。
あの女優さんの将来に期待大。
でもノルウェーの子だから見られる機会は多くないだろうなぁ…。