予想よりとても面白かったです。
人によって好みは変わりますが絵本の様な独特な絵柄が雰囲気ととても合っていたと思います。
アニメーションも見応えが合って全体として良かったです。
想像(イマジネーション)が人の心を支えたり、悲しみへの対処になったり、喜びを増幅するものだと描かれていつか忘れてしまっても意味があるよというのが本作の言いたいことなのだと思います。そこに加えて、悪意のある想像を繰り返しても毒にしかならないこと、想像は人と共有できることといった想像の注意点や発展形も描かれていて良かったです。
ただ、全体として質は良いですが欠点としてはこれはというシーンが思いつかないこと。本作だけだとの理解するのがちょっと難しいと感じるところですね。感動しましたが類似作品を知っていて物語を飲み込みやすかったからですし。もし話がよくわからなければ漫画版うみねこの鳴く頃にをおすすめします。どういう物語かわかると思います。
