兎に角映画見る

屋根裏のラジャーの兎に角映画見るのレビュー・感想・評価

屋根裏のラジャー(2023年製作の映画)
2.0
冒頭5分が、とんでもない

本当に冒頭5分の描写は凄かった。
上がって下がって、また上がって

あのアニメーションの豊かな表現
あの「ふわっと感」あれを見れただけで、
前回までのスタジオポノックの他作品
余裕で超えたわ

このまま行け〜と思っていたら
そんなわけも無く

尻すぼみというか、イマジナリーの設定が・・・

一番言いたのは
「イマジナリーが使い回しな件」
あれは本当に引いた。
あの小さい骨人間がパンダのヒーローに
変身するシーン、えぇ〜なんかグロ〜
新しいイマジナリーが
飛び出すで良かったじゃん

しかも他人の夢で死ぬとダメって
えっじゃあ変わる可能性があるってことは
あの「冷蔵庫」は多分サボってたよね
絶対、他の子供達と遊ぶの

外に出てたら消えちゃうし
(何故、ジンザンは外に出ても消えないのか
 という謎)
存在がフレッシュだったら
「ミスター・バンティングに命狙われるし
夢の中で死んじゃうと消えちゃうし
他の子供のイマジナリーになる可能性があるし

いやいやイマジナリー達の世界
ハード過ぎるでしょ
夢無さすぎだろ

あと溜まり場にしてる図書館って
普通に人来るなら
十分、子供と再会する機会あるだろう

普通にイマジナリーの世界があって、で
良かったじゃん
他のイマジナリーに変わっちゃうとか
夢で死んじゃうと消えちゃうとか

個人的に変な設定だなぁ〜と思う点が
多すぎて
それがノイズになった。

ミスター・バンティングも
悪役として最高だっただけに
「消えるくらいなら喰われるのも同じ」って
確かになぁ〜こいつヤバいわ〜
しかしこのキャラクターも惜しい

もっと実際にイマジナリーを食べちゃう所とか
あと最終決戦の時に、大人が想像すると
どうなるかを見せてほしかった

アマンダVSバンティングの最終決戦が
あんなに、こじんまり終わると
正直言って物足りない

アニメーションは凄かったけど
お話が微妙

ゆる〜い「千と千尋の神隠し」見せられても
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