屋根裏のラジャーのうさぎ部うさこのレビュー・感想・評価

号泣。豊かな想像力(と信じる力)は過酷な現実に打ち勝つことができるか？ 舞台設定はイギリスだが、(ある程度仕方ないとしても)日本語表記や日本的な描写(家のインテリアやイマジナリたちの見た目、千羽鶴等)には違和感。また、あたかも子供しか想像できないかのように繰り返し語られたり、イマジナリの世界でも奇妙なルール・制限だらけなのが残念(おそらく原作がそうなっているのだろうが)。しかし、魂を揺さぶられるような力強いセリフがいくつかあり、それを聞くためだけでも鑑賞する価値は十分あると感じた。