任務中の膝の負傷から復帰を目指していたジェームスは、怪我を治すために使ったステロイドが問題となり、強制的に特殊部隊から除隊させられてしまう。
家族を養うために、戦友であるマイクの紹介で、民間軍事組織に入ることになり、テロ組織が所有する生物兵器を奪取するためベルリンに赴くが、任務完了間際に襲撃を受けチームは壊滅状態に。
追われる身となったジェームスは、家族の元に帰ることはできるのか？
退役軍人が抱えるている問題にフォーカスを当ててはいるものの、そこまで深く掘り下げて描かれている感じではなく、兵士として確立されたアイデンティティが消し飛んだジェームスの苦悩も、正直あまり伝わってこない構成であった気がします。
生物兵器にまつわる任務の方も、結構ズルッズルな設定で捻りもなく、陰謀自体に驚きは皆無で、それ故に終盤の盛り上がりも欠ける。
戦闘シーンの緊張感は感じられただけに、もう少しいい脚本だったら・・・。
シリーズ化する余地を残す作りでしたけど、この感じだとそれはなさそう。
クリス・パイン、よかったですけどね。
そういえばキーファー・サザーランドも民間軍事組織のリーダーとして出ていますが、なんとも目立たない演出でした。
