マルチバースの話、という最低限の情報しか知らない状態で鑑賞。最初は荒唐無稽なわちゃわちゃコメディなのかなぁと思っていたけど、マルチバースの面白さだけではなく、移民としてのアイデンティティや家族愛、クィア、そして中年の危機などなどてんこもりで。でもてんこもりがそこまで気にならなかったかな。ストーリーは意外とシンプルだったし。
途中から気づけば勝手に涙が流れてきて、久しぶりに映画館で号泣。
特に、戦うことではなく優しくなることを選択する場面はメッセージがあまりに強くて。今の現実世界は戦う方を選択しそうな勢いなので感極まってしまった。
笑いもたくさん。スイスアーミーマンの監督と後で知って納得した！
そっちにはモザイク入れるのにあっちはそのまんま見せちゃうんだ？ってのも笑ったし、指がブラブラな世界や岩の世界などなど。岩の世界に私も行きたい
そしてミシェルヨーとキーホイクァンが花様年華のような世界観！ウォンカーウァイなカメラワークは思わず笑ってしまったけど美しかった。その他に衣装（特にステファニースー！）やカメラの色合いなども好きです
追記。オスカー受賞おめでとう！Be kind！
