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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンスのj3livingのレビュー・感想・評価

3.4
おばちゃん主人公のマルチバース・ストーリー。
最初はおばちゃんの現実逃避的妄想ストーリーかと思ったらどうも違うみたい。
いや、ほんとにそうなのか?

よく分からなかった、というのは正直な感想ですが、どんな世界に生きても最終的な選択は一つということなのかな?
最近流行りのマルチバース物は好きですが、手がソーセージな世界と、たまたま生物が生まれなかった地球で石になっちゃうのは流石に嫌だな。まあ石でも他の石と意思の疎通は出来るし(やば、駄洒落になっちゃった)、ちょっとずつなら動けるけど…。

ミシェル・ヨーは「グリーン・デスティニー」の頃からおばちゃんぽかったけど今回はリアルなくたびれたおばちゃん。
旦那さん役のキー・ホイ・クァン。昔子役の頃は大作に出ていましたが、最近また見るようになりました。相変わらず童顔でらして。「オハナ」もたまたまとはいえ見てた。
吹き替えで見たら声は水島裕さんでした。このキャラに合ってる。
ミシェル・ヨーもそうだけどジェイミー・リー・カーティスも、所謂「老い」を隠さない役作りが凄まじい。いや、結構監督に抵抗はしたのかもしれないな。自分、歳はとったとはいえ女優なんだからもうちょっと何とかして欲しいとか。
そして、個人的に見た目がアウトなステファニー・スー。何歳の役か分からないけど、憎たらしい顔の太った子供にしか見えん。

この話、移民系のアメリカ人家族ならどんな人でも成り立ちそうだけど、カンフーアクションがあるから中国系がハマったんでしょうね。

どうでもいい話かもしれないけど、あの世界の表現がドーナツではなくベーグルだったのにはどう言う意味があったのだろう…。
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