完成披露試写会にて。
初めて予告を見た時、「星を追う子ども」をふと思い出したことはあながち間違いではなかったように思います。
「君の名は。」以前の新海作品に通ずるものがあるなあと。
震災がきっかけとなった、と以前何かのインタビューで語られていましたが、「君の名は。」「天気の子」を経て、この作品はオブラートに包まないで本当にストレートに描かれています。
なので好みが分かれるだろうし、受け止めることが難しい人もいると思います。
メルヘン（ファンタジー）要素の中にある、人々の記憶と想いを体現しているシーンは心に刺さります。
何に重きを置いているのか、一度観ただけでは正直わかりませんでした。そのくらい受け止めることや考えることがたくさんあるからこそだと思います（褒めてる）
仮に「震災」が大きなテーマだとして、その中にも幾つものテーマが分岐している感じがします。
観た人は、大きい小さい問わずどれかのテーマに心を動かされるのかもしれません。
封切りされたらいろんな視点からまた観たいと思います。
いのちとあした、いってきますとただいまを、強く感じた映画でした。
