ななせ

すずめの戸締まりのななせのレビュー・感想・評価

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
3.0
すずめは厄災が訪れるのを防ぐため、扉を閉めて鍵をかける”閉じ師”の草太と出会う。そこへ謎の猫ダイジンが現れ、すずめが幼い頃に使っていた椅子に草太が姿を変えられてしまう。逃げたダイジンを追いながら日本各地で開き始めた扉を閉めるため、2人の戸締まりの旅が始まる。

扉の向こうから訪れる厄災=地震という発想は面白いし伏線回収も素晴らしかったけど、思ったよりロードムービー色が強く、少し長く感じてしまいました。すずめが命をかけるほど草太に惚れ込んだ理由も分からず…被災していない身でも聞くと一気に緊張感が高まったので、緊急地震速報のアラームが苦手な方は要注意です。

すずめの過去や抱えているものが現実と重なりました。すずめの成長の旅を通して当たり前の日常がどれだけ尊いことか改めて気付かされます。あまり刺さらないなと思って観ていましたが、終盤気付いたら泣いていたので、上手く言葉に出来ませんが、心に響くものがあったのだと思います。新海誠監督作品の中で一番重いですが、解放感もすごかったです。

MVPは芹澤くん。いい男だ。
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