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すずめの戸締まりのayuのレビュー・感想・評価

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
4.2
宮崎で暮らす高校生の鈴芽は廃墟を探す青年と出会い、追いかけた先で謎の扉に引き寄せられる🚪
扉の先は美しい光景が広がっているが、それが開くと大地震が起きてしまう。全国各地で扉の "戸締まり" を行う彼とのロードムービー🐈‍⬛

新海誠作品は「君の名は」「天気の子」の二つを公開当初に劇場にて鑑賞済み◎

大きな災害がテーマにされることが多く、今作の終盤では3.11の大震災についても描かれている。

公開前から注意喚起が行われていたこともあり、このテーマに嫌悪感や拒絶感を覚える人も少なくなかったと思う。

それでも、廃れて忘れ去られてしまった場所を「悼む」ということの重要性を感じたし、閉じ師の草太と共に全国各地を駆け回る鈴芽の強い使命感に心を打たれた😌

前作2つでは無理やり入れた恋愛要素が少しノイズだったけど今作はさりげなくてそこも良かった!
ジャンプした女子高生の胸が揺れるとかのシーンもなんとなく嫌だったけど無くて安心😂

そしてなにより、映像が素敵だ✨😭✨

「本当にこういう町が存在するんだろうな」と思わされる写真のようにリアルな絵は、やはり大画面で見て正解💯

宮崎、愛媛、神戸、東京、そして宮城まで、様々な日本を垣間見れてすごく美しかった✨✨

今回RADWIMPSの曲は少なめやったね。
キャッチーで覚えやすくサントラを聴きたくなるという面では音楽は前回の方が印象的かな💭

嫌なシーンはほとんど無いけどひとつだけ!
懐メロは好きだけど、有名曲を無駄遣いしてる感は少し気になった。あれは必要やったんかな😅
神木隆之介には音痴に歌うよう指示したの?
劇場では笑い声も起きていたけどわたしには若干サムかったです…(笑)

地震警報がリアルで、実際に地震が起こるシーンや、荒れ果てた宮城県が出てきます。
被災経験のないわたしでもかなり胸が痛かったのでトラウマがある人はやはり注意が必要です⚠︎

監督の過去作と比較するようなレビュー、作風を否定するようなことも書いてしまったけれど、期待して見に行ってよかったし、見た人それぞれがいろんなことを感じられる作品だったと思う☀️
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