観る前にいろんな人に感想を聞いたけれど、女の人ほど絶賛し、男の人ほど別に観なくてもいいんじゃない、というような意見が多かった。
実際観てみると、たしかに女の人が好きそうな作品だなあと思ったし、新海誠の新境地、というよりは真骨頂という感じだった。田舎と都会の対比、天気、自然災害、新海誠の得意分野を全部詰め込んだ感じ。
まあいつも通り田舎と都会の男女が出会って、何かしら起きて、、という感じだけど、今回はいつにも増して「自然災害」に強く執着したストーリーだと思った。鈴芽たちが巡る場所に共通することは一つ。途中から観ている側もそれに気づき始める、その展開は良かったと思う。あと、遊園地の夜景の描写が本当に綺麗だと思った。
新海誠は都会を描く力が抜きん出ていながら、その反対にある自然を理想としているのかなと思った。だからこそ、そこの対比が毎作品出てくるし、その描写もあからさまになっている。
正直言うと、今年一くらいで泣いた。泣いたからと言って完璧だった、というわけではない。天気の子よりは好きで、君の名は超えなかったかなという感じ。多分感想にはかなり個人差がある作品なんじゃないかなと思った。
