ありんこちゃん

すずめの戸締まりのありんこちゃんのレビュー・感想・評価

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
2.6
はい出た新海誠の性癖映画〜。ご都合主義にもほどがある、閉じ師がいるなら草太の家族はもっと責められていなければならないし、震災というセンシティブなテーマをエンタメに落とし込むにあたって、設定の上での深さが全然出せていないから批判されていることを理解しているのだろうか。
ジブリへの憧れとコンプレックスが酷すぎて、監督はアーティストではなくデザイナー。既出のものをリミックスしているだけで、オリジナリティなどない。そして気持ち悪い性癖かのように頑なに女子高生主人公をやめないし、共感できない恋愛要素はご本人にきっと深さがないのと監督自身の憧れでしかないからでしょう。到底国内のただのエンタメ作品の枠からは出られないし、アニメ作品でありアニメーション作品ではない。ただのエンタメから表現の世界へレベルアップするつもりで震災を扱ったのだろうが、ただの利用に過ぎなくて、駄作。これだから世界レベルの作品は出来ないし、歴史に名を残すようなアニメーターにもなれない。もう今後新海誠作品は映画館へわざわざ行かないかも。