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すずめの戸締まりのaoのレビュー・感想・評価

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)
4.5
新海誠災害シリーズの三部作目。

前作2本も素晴らしい作品だったが、隕石、降り止まない大豪雨というどこか現実離れしたファンタジーの要素が強い物語だったので、自分の生活に置き換えてイメージする事が正直難しい作品だった感想。
しかし、今作は、予期せぬ火災、地震といった日常的に起こり得る(実際起こった)話がベースでありつつ、新海誠らしい若者の恋愛観や、社会や親への葛藤が上手く描かれていた。

災害を具現化する事によって、予期できないモノを知ってしまう怖さ。目立たない存在でありながら、逃れられない閉じ師の責任。人々から忘れられた土地で開く扉。どの設定も良かった!!!!

廃墟好きからすると映像含めてたまらない作品でした!!
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