黒人差別が色濃く残る20世紀のアメリカを舞台にした黒人女性人権活動家の波乱の人生を描いた実話を基にした作品。
北部都市のシカゴで黒人女性でただ一人職員として働く主人公ティル。
14歳の愛する一人息子が南部ミシシッピー州の従妹を訪ねる旅に出かける。
母親として黒人差別が強く存在し続ける街へ向かう事を心配するが人生経験ために送り出す。
だが、差別社会の習わしを知らない息子は白人社会の怒りを浴びて拉致されてしまう・・・
21世紀の現在のアメリカ社会でも人種差別や銃規制の不備など日本社会との乖離状態には驚きを感じることを排除できない現状。
息子の悲劇を繰り返すことを亡くす事に人生を賭けた女性活動家の姿には胸を打つ作品に仕上がっています。