まみ

TAR/ターのまみのレビュー・感想・評価

TAR/ター(2022年製作の映画)
4.0
話の難解さに3を付けようかと思ったけど、ケイト・ブランシェットの演技力を誰かに共有したいという気持ちで4をつけた。


序盤で少し意識が飛んでしまったので解釈できないまま進んでったのだけど、一日寝かせてこんなことを思った。

・不用意な発言は切り取られ編集して拡散されてしまう。どこに誰の目があるか分からない。
・マイノリティが加害者になることもある。その行いが偏見を強くする。(ただしTarは権威を持っているため、少し高圧的でコントロールしたがりな面がある。権威ができると驕ってしまうとも言える)
・秘密裏に解決しようとすると変に証拠が残るor証拠にならず信頼を失う
・過去についたレッテルは一度ついたらはがれない(最後のシーン)

最後をポジティブに捉えてる人もいたけど私はネガティブに受け取った。これまではTarを見に来る人がいたという対比。


途中育児と仕事の両立の質問があったけど、以前ケイト・ブランシェットがインタビューで同じ質問されて「私が男性ならその質問をされますか?」と返していたことを思い出した。
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