絶対寝ると思ってたけど最後まで突っ走るように観れた。
序盤の長回しも圧巻だけど、大事なところをあえて描かずカットする事で想像させる編集が見事。テンポが心地よい。
ケイト・ブランシェットは演技というよりリディア・ター本人にしか思えなかった。すげぇ。
リディア・ターが行ったハラスメントは事実だったのかそうでなかったのかをあえて濁らせているのでどっちかは分からない。最初はリディア・ターがハラスメントをしてると思って観ていたが、そのうち本当はどうだったのかがわからなくなってしまい、後半はリディア・ターが哀れな人間に見えてきて映画を観終わった後はわりかしイヤな気持ちになってしまいました。落ち込みながら帰りました。
ラストは少し気を衒い過ぎたように見えてしまい辛い上に己が現実に戻ってしまったのであまり好きでは無いです。
映像や演技、演出などは最高なんだけど、、それに反してあまり好みの映画ではありませんでした。
