皮肉がすごい。
と思ったのだが、あのラストシーンを再生とする解釈もあるのかと知って一筋縄ではいかねぇなぁと滋味深い。
セクハラとパワハラのセ・パ両リーグを制するケイト・ブランシェット様が美しくカッコよすぎて、一体何を見せられてるのだ…と終始不穏な気持ちになるのだが、ターはケイト・ブランシェットの皮を被ったマチズモ親父であると変換すると話の理解がしやすいかもしれない。ただ、セクシャルマイノリティであるターが権威を振りかざす構造がまた複雑な味を醸し出しているのも妙。
巷間表面化しているジャニーズの性加害問題ともリンクするところもあり、今観るべき映画のひとつかもしれない。
勢いよく吐瀉物が出る映画は良い映画説更新。