U-Nextの配信で鑑賞。
まさに映画っていう感じですね。
演技、ストーリー、台詞、画面に映るもの、というものを、凄く入念に計算して作られてるなと思いました。
色々解釈したり、考えてみたり出来るので面白いですね。
自分は、この物語り的には、栄光からの転落と再スタートというモノではなく、最初的なゴールに辿り着いたラストだと解釈しました。
色んなしがらみから自由になって、純粋に音楽を楽しみ向き合える事が出来た、と。
ヨーロッパでは無くアジアで、クラシックでは無くゲーム音楽で、着飾った白人では無くコスプレし有色人種向けに、という対比が、彼女の心の解放を示していると思いました。
入念に練り込まれて、比較的ゆっくりしたテンポで、スリリング、悲しみ、恋、裏切り、狂気、罪、謎、家族、等々と言ったものを描くアメリカ/ヨーロッパ編が2時間強。
そこから一気に怒涛のテンポでクライマックスを描くアジア編という構成も、音楽的だなあと思いました。
