良質なサスペンスだった。"人間の心理とは何か"、人と触れること、繋がりを表した作品だなと。田中圭が生徒にワザと膝をぶつけて、生徒がハッとなるシーンは印象的だったなー。見方によっては何ともないシーンなんだけど、カメラワークと表情で違いを作ってたなと。
ストーリーというか全体的に暗く、終始不穏な感じ。終盤は失速した感はありますね。物語の推進力となる主人公東山の計画に無理があるんじゃない？と思ってしまった。しかしながら正義感が歪んだ変態性をしっかり田中圭が表現してたなと。二面性、三面性のある佐々木真帆のキャラクターはもっとぶっ飛んだ表現して欲しかった。
連想する作品としてはスプリット、ミスターガラス。
