2023/01/03
テアトル新宿にて鑑賞
ドキュメンタリーかと思うぐらい大きな出来事も起きず日々を淡々と描く
三宅監督の真骨頂とも言うべき作風
フィルムで撮影された荒川・下町の画は非常に綺麗
耳が聞こえない、という事となると敢えて周りの環境音を消して無音の世界を作り出すイメージがあるけどこれはその逆でボクシングジム内のシューズ音、縄跳びの音、ミットの音、外に出ると車の音、電車の音、生活音、等が強調されている気がした
普段こんな音を聞きながら生活しているんだなと再認識
個人的にケイコの気持ちを汲み取れなかったので、どういうラストが正解なのか、ジムを変わったのかどうなのか気になってしまった
これは観客に委ねた形になっていると思うけど
岸井ゆきのさんは言わずもがな素晴らしかったし三浦友和さんも盤石でどんな役も出来るなと改めて思いました
