映画を観ているうちに、拳闘に没頭する人が、あながち自分とは異なる人種ではないと思えてくる。映画の最後、主人公のケイコが街に消えていくのが良かった。
↓
【ブログ】
『ケイコ 目を澄ませて』 死を意…
こういう飾らない映画が好きだ。
聴覚障害者が感じてる嫌なことも、人のあたたかさも素直に淡々と描写されていて良い。
東京の下町で起こったひとつの人生をそのまま切り取ったような。
BGMはほぼ無くてとて…
繋がりの積み重ね、それが居場所。
居場所の話だと感じた。
「人は一人だ」と語っていたケイコが、周囲の人の愛や期待を感じ、それが居場所となっているような。
前半では無表情だったケイコが、後半では様々…
「夜明けのすべて」もそうだったけど
皆まで言うなが徹底してる
不親切なくらい説明が削ぎ落とされてるのに
この説得力はどこから来るのだろう
背景音が大きめなのは意図的だろうか
こちらが聴きたい情報に…
聴覚障害を持つケイコと彼女を取り巻く人々とのヒューマンドラマ。
耳が聞こえないハンデを背負いつつもプロボクサーとしてリングに立ち続けるケイコ。
間も無く閉鎖となるボクシングジム、重い病を患うジム…
岸井さんの演技力がただただ凄い。
他の作品でも存在感がある女優さんだが、本作が1番ではないだろうか。
ミットだけは迫力がなかったが…笑
本作は他の役者さんも非常に良かった。
エンタメ感は皆無、…
耳が聞こえない人がボクシングをする…
それがどういう事か
想像も出来ない…
だけど、聴こえないから
聴こえない分
目を澄ませて見る…
そんな会長、三浦友和の言葉の重さが
グッとくるし
岸井ゆきのさ…
耳の聞こえないプロボクサー、ケイコの物語。
物語の主軸はケイコのボクサーとしての道のり。 日本社会における聾唖者の生きづらさやコロナ禍におけるコミュニケーションの取りづらさが随所に描き出されている。…
©2022 映画「ケイコ 目を澄ませて」製作委員会/COMME DES CINÉMAS