この手の映画って特に面白さが役者に左右されると思うんだけど、粒揃いのキャスティングでいうことなし...
コロナ禍の閉塞感と人々との繋がりの希薄さがケイコの耳が聴こえないことにより際立つ。マスクのせいで読話もできないし、向こうとて面倒だとケイコとの会話を諦める。
それでもそんな社会状況とケイコの聾にも関わらず、ケイコのことを好いてくれる人も積極的にケイコとコミュニケーションを取ろうと試みる人もいる。余裕のないときこそその為人が出るから、誰を大切にすべきかが見えてくるよね。
映像は恐らくフォルムで撮影されてるんだろうけど、粒っぽさというより荒さ（ノイズ）として目立つな。いや、めちゃめちゃいい画なんだけど、、もう少し編集できなかったのかな。
