このレビューはネタバレを含みます
やまぶきの美しさが引き起こす希望と悲劇を、様々な登場人物の人生にのせて表現した作品。
16ミリのフィルムカメラによる撮影が、人物の心情を引き立たせている場面が多くあったことも良い点だったと思う。
まずは、チャンスを演じる俳優の演技が素晴らしかった。
本物ではない家族に潜む愛情の表現がとても心に響いた。
やまぶきを演じる俳優も非常に良かった。
あの凛とした瞳に強さと、悲しみがあった。
登場する人物がよく絡み合い、繋がっていくため、最後は非常にスッキリとした形で見終えることができた。
非常に良い映画でした。