BOCCHI

ハウのBOCCHIのレビュー・感想・評価

ハウ(2022年製作の映画)
3.2
ひと味違う犬の映画と言ったら聞こえはいいけど、観終わった後の率直な感想としては、なんだったんだって感じ。
最後がまったくもって理解できない。つくづく″〇〇(この映画でいえばハウ)のことを想って”の決断というのは碌なことがないなって思う。
この映画で、人によっては新しい犬と平気で口にできるし、人によっては永遠に忘れない存在になる、その振り幅を見せられたわけだけど結局すべて拠り所としての扱いで、私が観たかったのは犬が全ての心の中心っていうやつが観たかったから(泣かせようとする系は嫌い)本作とのギャップに??ってなったのかな。
どうしても王道は御涙頂戴テイストになるからそこを脱して物語として成立させるの難しいだろうけど。
個人的に犬の映画では犬部がいちばん好き。小林聡子さんのやつはノンフィクションとフィクションの混ぜ具合がなんか変な感じでちょっと興醒めした記憶。
あ、ハウちゃんはほんと最高でした。裏話で演技指導のトレーナーさんが人を助けるシーンがとにかく山場だったと言ってて、普段から人に危害を加えないことを教え込まれてるから、咥えて引っ張ることが難しくそこさえクリアできれば問題はなかったって、それ以外もたくさん難しいシーンあったろうに、おりこうさんでもう存在してくれてるだけで幸せな気持ちになった。天才!ハウちゃうありがとうね
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