極端で野暮な設定、、、
倫理観は相対的で絶対的な正義や幸福は決められない。でも社会的には一定のルールがあって、第三者的に作られた法。
でも法が出鱈目じゃないとは言えず、国のトップさえ、人間であって真実なんて誰も知り得ない。
偽善で嘘つきだらけで塗り固められた世界のように見えるけど、実は真実なんて突き止めようがなくて、功利主義的な決めかたにたどり着くのかな。
作品として描く場合は、どこかこの世界の感覚をわかりやすく際立たせて物語の軸を作っていくのだろうけど、
虐待や性暴力、家族愛、精神といったセンシティブで大きな問題を扱うのだったら、キャラクターごとのバックボーンを丁寧にやって欲しかった。
野暮で雑に見えてしまって、オチもとんでもで、ファンタジーで描くなら変に現実的な問題に踏み込まないほうがよかったと思った。
最後のシーンからのタイトル、、
蛇足と思ってしまいセンスを疑った