このレビューはネタバレを含みます
前半のシンプルなお約束演出や造形の気持ち悪さで魅せるもややチープさが拭えないパートで「うーん？」となっておいて、後半でまさかの強くてニューゲーム展開で盛り上げてくスタイル。構成は斜め上ですばらしい。
ただどうしても、見りゃわかる状況をわざわざ喋らせるような台本(台詞回し)の違和感や、セリフは前述なのでともかく動きの演技の微妙さ、ああこれアップで抜いたの撮ってなかったから拡大してこんなガビってるんだろうな…というカメラワークや編集の粗さが目立ってしまって、総じて構成の段階では非常に良かったけど実際に撮ってみたら現場の仕切に実力が伴わなかった、良く出来た学生作品、みたいな印象。
最後なんかわからんけど大いなる存在がおりますみたいな、観客に理解させることはない裏設定も特有だと思う。
姪の意味深なカットも絶対現場での思い付きそのまま入れとるやろ。
そういう意味では個人的に懐かしい感じはしたし、最初の通り構成は新鮮で良かったので好きは好きです。笑
