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きさらぎ駅のヒムロのレビュー・感想・評価

きさらぎ駅(2022年製作の映画)
3.8
民俗学専攻の大学生、堤春奈は卒業論文のテーマに2ちゃんねるで有名な都市伝説「きさらぎ駅」を選ぶ。
投稿者である葉山純子に詳細な話を聞いた春奈は、きさらぎ駅への行き方には「エレベーターで異世界へ行く方法」のような複雑な手順が必要だと考え、自分でその仮説を試す。
電車が存在しないはずのトンネルを通り、乗客も風景も話に聞いたそのまま。
電車はきさらぎ駅へと着くのだった。


葉山の視点での体験談と春奈の体験談の2部構成でありながら、強くてニューゲームの様な面白さがある。
ストーリーも原作(?)をベースにしつつオリジナルの怪異も理屈のない意味不明な雰囲気がピッタリ。
ヤンキー的なやつがいくらなんでも無茶苦茶すぎて見てて恥ずかしくなるレベルだが。

80分という長さも無駄に引き伸ばしてなく、わきまえていて好感が持てる。

クソみたいなCGのクオリティがもう笑ってしまうぐらい酷い点以外は邦画にしては珍しく結構いいホラー映画だった。
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