昨年、山形国際ドキュメンタリー映画祭で鑑賞。
夫は妻に愛の歌を歌い、妻(ベナジル)は少女のような笑い声をあげる。また、子どもみたいな夫婦がかわいらしい。夫には仕事がなく軍隊への入隊を決意するものの、家長である父親は許さない。代わりに彼はアヘン畑で働くことを命じられる。
数年後、夫は変わらず妻に歌を歌うけれど、二人の子どもを抱える妻は前のように笑うことができずに泣いてしまう…。
タリバンかどうかに関わらず、アフガニスタンでは家父長制が強いと知る。また、常に彼らの世界の上空を静かに飛ぶ飛行船?が、この国の中に納まってさえいれば、それでいいと言っているようで不気味だった。
アカデミー賞の短編ドキュメンタリー映画部門にノミネートされたのをきっかけにたくさんの人に観てほしい。